問1 次は、下水道法に規定する公共下水道の使用料を定める場合の原則につ いて述べたものです。最も不適切なものはどれですか。
(1) 能率的な管理の下における適正な原価をこえないものであること。
(2) 他の公共料金と比較して著しく高額とならないよう定めること。
(3) 定率又は定額をもって明確に定められていること。
(4) 特定の使用者に対し不当な差別的取扱をするものでないこと。
問2 次は、環境基本法に規定する事項について述べたものです。最も不適切な ものはどれですか。
(1) 政府は、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条 件について、それぞれ、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維 持されることが望ましい基準を定めるものとする。
(2) 事業者は、環境の保全上の支障を防止するため、物の製造、加工又は販売 その他の事業活動を行うに当たって、その事業活動に係る製品その他の物 が廃棄物となった場合にその適正な処理が図られることとなるように必要 な措置を講ずる責務を有する。
(3) 事業者は、その事業活動を行うに当たっては、これに伴って生ずるばい 煙、汚水、廃棄物等の処理その他の公害を防止し、又は自然環境を適正に 保全するために必要な措置を講ずる責務を有する。
(4) 都道府県知事は、環境の保全に関する施策の総合的かつ計画的な推進を 図るため、環境の保全に関する基本的な計画を定めなければならない。
問3 次は、下水の水質の検定方法等に関する省令に規定する事項について述 べたものです。最も適切なものはどれですか。
(1) BODについての検定は、試料採取後24時間以内に着手しなければならない。
(2) よう素消費量については、試料採取後直ちに検定に着手することができな い場合、試料を酸性にして保存しなければならない。
(3) SSについては、試料採取後直ちに検定に着手することができない場合、 10度以下0度以上の暗所に保存しなければならない。
(4) 試料は、検定しようとする放流水の水量が検定する日の最大値を示してい ると推定される時刻に、水深の中層部から採取しなければならない。
問4 次は、下水道法に規定する事業計画に定めるべき事項として最も不適切 なものはどれですか。ただし、公共下水道の場合とする。
(1) 終末処理場の用地取得完了の予定年月日
(2) 排水施設の配置、構造及び能力並びに点検の方法及び頻度
(3) 終末処理場以外の処理施設を設ける場合には、その配置、構造及び能力
(4) 工事の着手及び完成の予定年月日
問5 次のうち、水質汚濁防止法に規定する特定施設を設置しようとするとき に都道府県知事に届け出なければならない事項として最も不適切なものは どれですか。
(1) 特定施設の使用の方法
(2) 特定施設の操業開始時刻及び終了時刻
(3) 汚水等の処理の方法
(4) 特定施設の設備
問6 次は、悪臭防止法に規定する改善勧告について述べたものです。( )内 にあてはまる語句の組合せとして最も適切なものはどれですか。
(A) は、(B)の事業場における事業活動に伴って発生する悪臭原因物の排出が規制基準に適合しない場合において、その不快なにおいにより 住民の生活環境が損なわれていると認めるときは、当該事業場を設置している者に対し、(C)、その事態を除去するために必要な限度において、悪臭原因物を発生させている施設の(D)、悪臭原因物の排出防止設備の改良その他悪臭原因物の排出を減少させるための措置を執るべきことを勧告 することができる。
A | B | C | D | |
1 | 都道府県知事 | 規制地域内 | 相当の期限を定めて | 運用の停止 |
2 | 市町村長 | 行政区域内 | 遅滞なく | 運用の停止 |
3 | 市町村長 | 規制地域内 | 相当の期限を定めて | 運用の改善 |
4 | 都道府県知事 | 行政区域内 | 遅滞なく | 運用の改善 |
問7 次は、電気事業法に規定する保安規程について述べたものです。最も不適切 なものはどれですか。ただし、事業用電気工作物は小規模事業用電気工作物 を除いたものとする。
(1) 事業用電気工作物を設置する者及びその従業者は、保安規程を守らなければならない。
(2) 事業用電気工作物を設置する者は、保安規程を変更したときは、遅滞なく、変更した事項を経済産業大臣に届け出なければならない。
(3) 経済産業大臣は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保するため必要があると認めるときは、事業用電気工作物を設置する 者に対し、保安規程を変更すべきことを命ずることができる。
(4) 事業用電気工作物を設置する者は、保安規程を定め、事業用電気工作物 の使用の開始前に、経済産業大臣の許可を受けなければならない。
問8 次は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定する一般廃棄物処理計 画(当該市町村の区域内の一般廃棄物の処理に関する計画)について述べた ものです。最も不適切なものはどれですか。
(1) 市町村は、一般廃棄物処理計画を定め、又はこれを変更したときは、遅 滞なく、環境大臣の認可を受けなければならない。
(2) 市町村は、一般廃棄物処理計画を定めなければならない。
(3) 一般廃棄物処理計画には、一般廃棄物の発生量及び処理量の見込みを定
めるものとする。
(4) 市町村は、一般廃棄物処理計画を定めるに当たっては、当該市町村の区
域内の一般廃棄物の処理に関し関係を有する他の市町村の一般廃棄物処理 計画と調和を保つよう努めなければならない。
問9 次は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律における国、地方公共団体又は 事業者の廃棄物の処理にかかる責務を述べたものです。最も不適切なものはどれですか。
(1) 都道府県及び市町村は、事業者の事業活動に伴って生じた廃棄物を、都道府県及び市町村の責任において適正に処理しなければならない。
(2) 事業者は、廃棄物の減量その他その適正な処理の確保等に関し国及び地方公共団体の施策に協力しなければならない。
(3) 市町村は、その区域内における一般廃棄物の減量に関し住民の自主的な活動の促進を図るよう努めなければならない。
(4) 国、都道府県及び市町村は、廃棄物の排出を抑制し、及びその適正な処理を確保するため、これらに関する国民及び事業者の意識の啓発を図るよう努めなければならない。
問10 次は、沈殿池の水面積負荷の変化について述べたものです。( )内にあてはまる数値として最も適切なものはどれですか。
A系列、B系列の沈殿池に5:4の水量比で下水が流入している。このときのA系列、B系列のそれぞれの水面積負荷の値a、bの比率a/bは1に等しかった。
次に、A系列、B系列に流入する下水の水量比が5:5に変わった場合、A系列、B系列のそれぞれの水面積負荷の値a ́、b ́の比率a ́/b ́は( )になる。
(1) 2/3
(2) 4/5
(3) 5/4
(4) 3/2